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■…2010年 6月28日 (月).......雨に歌えば
お昼のファーストフード店
隣の席でサッカーの話で
盛り上がってた若いお嬢さん
突然『なぁ、マラドーナって居るやん?
なんかエッチっぽくない?』

エッチっぽいのは
あなたの頭の中です!!


ども“ところ”です




傘を買った
突然の雨で手持ちの傘がなかったので
折りたたみ傘でも買おうと
駅前のファッション小物を売る店に
ふらりと入って


季節がらたくさんの傘が
きれいにぶら下がっていて
ふと目にとまった傘

ビニール傘が流行るご時世に
少しばかり贅沢な傘

間に合わせに折りたたみ傘と
思っていたけれど

折りたたみ傘の事など
すっかり忘れて
一本の傘に釘付け


手持ちは心細かったけれど

悩んだ末に買ってしまった

お昼のランチ10回分程の
お金を払って傘を手に
ショッピングモールを出
買ったばかりの傘をさして
強くなり始めた雨の中を
少し歩いてみた


『うん♪やっぱり良い』

さっきまで困っていた雨も
少し楽しくなってきた
気分ひとつでこうも違う
単純なものです人間なんて
あっ、僕が単純なだけか?

思わず口ずさむ歌

雨に歌うと言えば



“ウィーピング・イン・ザ・レイン”
(柳ジョージ)
って、そっちかい!!


今夜も雨
雷がかなり強い調子で
床を震わせている
雨戸を激しく叩く音


明日はあの傘を持って行こう♪


でも、明日は[トラ]が甲子園に
やっと戻ってくる
せめて曇り止まりにして欲しい


                      

No(659)


■…2010年 6月28日 (月).......たわ言の様な夢の話し
眠る前から
ひどく頭が痛かった
顎の付根から耳の裏
頭の天辺へ向けて
キリッキリッと鋭い痛みが
間欠泉の様に間を置きながら
突き抜けていく


この頭痛は子供の頃から
何度となく数え切れないほど
繰り返してきたものだ

子供の頃は痛みで
眠れなかったものだけれど
歳を重ねてからは
キリッと痛んで
次に痛みの波がやってくる
その僅かな隙に寝入るという
そんな術も身に着けた

夜が白々とする朝方まで
眠れなかった昨夜も
間欠泉の様に襲ってくる
痛みの間隔が少し
間延びした隙に
ようやく眠りに付いた

いつもは眠りに付くと
落ち着く痛みが
昨夜は夢の中の自分も
頭痛でよわっていた


夢の中…

大きなテレビのある
和室の居間
テレビの前に陣取った
兄の後ろに隠れるように
僕はテレビに背を向け
横になっていた

兄は
『起き上がって座れ』と
口で言わずに
手まねで言ってくる

横になったまま
話をしようと兄に近づくと
兄は応じずに身をかわかし
『起きて座れ』と
何度も手まねをする

頭が痛い僕には
ちょっと辛かった
こめかみを指で押さえながら
『勘弁してくれ』と
合図する僕を
無理やり座らせて
今度は僕に
兄は手品を見せ始めた

正直、僕には手品など
どうでも良かった

それよりも
静かにさせて欲しかった

兄はお構いもせず
手に数枚のコインを握り
数度振り
次に手を開いたときには
手にコインが無かった

握った数枚のうち
500円硬貨と100円硬貨が
50cmほど先の畳の上に
重なる様に落ちていたので

『そこに見えてるよ』と
僕も声にせず指差し
しごく不快な顔つきで
こめかみを押さえていた

すると兄は笑いながら
右手の人差し指を立てると
コインから50cm離れた所に
左手をかざした
すると2枚のコインは
もの凄い速さで畳の上を滑って
兄の左手の袖に滑り込んだ

これには少し驚いた
コインにはゴムや釣り糸のような
そんなものは見えなったからだ

目の前には
ピンク色のチラシが
置いてあった

行かないならくれと言われて
兄にゆずった
コンサートホールで行われた
イベントの招待券の付いたチラシだ
裏向けてあったけれど
チラシの端の方で
ボールペンの験し書きをした跡が
何重もの輪っかになって
付いているのに記憶があった

頭はまだひどく痛んだけれど
そのチラシが妙に気になった
一部切り抜かれてあったので
兄はイベントには
行ったのだろう

いつもは
優しい気遣いをする兄が
今日に限って
そっとしておいてくれないのは
何だか変な感じがすると
そのチラシを見ながら考えていると
そこで目が覚めた

起きて後から気づいたけれど
この夢の間
一言も会話をしていない

兄はこの春先に
自ら命を絶った
そんな兄が
何をしにきたのだろう

まさか手品を見せに
来たという訳でもあるまい

                         

No(658)



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